広東語の発音は難しい?

広東語は北京語と比べても発音が難しいといわれます。

中国の声調が4つあるのに対して広東語が7つから9つもあるのでこの声調の違いだけでもマスターするのに相当な努力が必要とされます。

また似ている単語も多くこの声調がちょっと違っただけで別の単語の意味になってしまうのも多いです。

例えば日本は「ヤップン」ですが、これを尻下がりに読んで「ヤップン」と言うと「半分」という意味になってしまいます。

広東語は発音は難しいですが、文法は簡単なので努力すれば上達します。

また日本や他の外国でもそうですが、香港の人達は英語や北京語で話されるよりも広東語を使ってくれたほうが喜びます。

広東語は香港や広東州だけではなく、海外の華僑の人の間でも母語としている人が多くいらっしゃいます。

そうした地域の方の影響を受けている広東語は香港の広東語と広東州の広東語では異なる表現も若干あります。

また英国の植民地にされてしまったため香港の広東語には外来語が多く、年々増えている傾向があります。

さらに日本のドラマや映画の影響で日本語を混ぜて使う香港人もいます。

相手が広東語で何言ってるんだか分からない場合には「點講」(ディムゴン)を使うと便利です。

この「點講」(ディムゴン)は日本語で「なんていうの?」という意味で、自分が分からない文字があれば指差して「點講」(ディムゴン)といえば香港人は教えてくれます。

そういってどんどん語彙を増やして行くのも学習の手段です。 本人は恥ずかしがりやで間違いを恐れる方が多く、無難な英語を使って切り抜ける人が多いですが、恥ずかしがらずに広東語にトライしてみましょう。